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名探偵コナン から紅の恋歌 感想

 

見てきました!名探偵コナン最新作

から紅の恋歌(ラブレター)」

 

それでは早速感想を書いていきたいと思います。

※ネタバレを多少含みますのでご注意ください。

 

「そうだよ!これが見たかったコナン映画だよ!」

今回はアクション、ミステリーに恋愛とコナン映画ファンとして大満足でした。

過去最高傑作とまではいきませんが、ここ数年では最も「劇場版コナン」だったと思います。


どうしても、駄目だとは分かっているけれど「迷宮の十字架」と比べてしまう身としては、犯人との直接対決が無かったのが少し物足りなさを感じてしまう部分ではあります。
「迷宮の十字架」って大阪京都の色んな場所にコナンと平次がバイクで行動することの楽しさってあると思うんです。
好きな芸能人が色んなところを散歩するのを見てて楽しい感覚に似てると思います。
今回は終盤の大会の会場以外、京都である必要があまり無かったのが勿体無かったと個人的に思います。特に紅葉の家が豪邸だったので、コナンと平次が訪問するだけでも楽しかったのにな、と感じました。


相変わらずアクションは何が起きてるかよく分からないなーと思いながら見ていましたが、これはもう監督である静野さんの特徴なんだろうと思いました笑

事件の謎が解明されるのがバイクでのアクションと並行して行われるのでちょっと事件の全容が分かりづらいと感じる部分もありましたが、これは私の集中力の問題だと思います笑

 

私が見た「純黒の悪夢」が金曜ロードショー版で恒例の博士クイズがカットされていた(博士クイズをカットするなんて信じられない)せいもあり、全然笑いどころがないじゃんと思っていたので今作は良かったです。
博士がクイズを出題するときに「クイズのために電話してきたんですか」って呆れてるのとか笑ってしまいました。
紅葉が和葉に対決を申し込むシーンの終わりに歩美ちゃんが作らない声で「凄いの見ちゃったね」と呟くところとか最高でしたね。
ラボナアンテナでコナンが加速するシーンとか一人で家で見てたら間違いなく爆笑してますね。最高です。

綾小路刑事が出てきたのが嬉しかったです。この人「迷宮の十字架」では容疑者の一人ですからね笑
相変わらずシマリスも可愛かったです。

 

和葉の声が非常に不安だったのですが違和感なく見ることが出来ました。
というのも声優の宮村さんは演技に支障が出るレベルで声に違和感がある時期がありました(ルパン対コナン 2作目など)ので今回はいつもの和葉が見れて良かったです。

 

あと倉木麻衣の主題歌、映画の予告編なとでサビ部分を軽く聴いた程度だったのでエンディングで字幕付きで流れて驚いたのですが、英語もバリバリ使ってるんですね。
オマージュ元の「Time after time〜花舞う街で〜」も英語を使っているのでそこまで拒否反応はありませんが、今作の映画用に書き下ろしたとしたら日本語のみの歌詞が良かったんじゃないかなーと思います。
百人一首ですしね。まぁこれは我ながらイチャモンだと思います。

和葉が頬を膨らませる仕草や、電話を一方的に切られて呆れる灰原が可愛くてもうそれだけで本当に見てて良かったです。

灰原からのメールに一瞬映る「お土産忘れないでね」がもう可愛すぎて可愛すぎて。

 

「手ぇ離したら‥殺すで」

男でもドキッとしました!最高でした!

 

 

名探偵コナン 純黒の悪夢 感想

名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)

 

先週、金曜ロードショーで放送されていたのを見た感想を書いていこうと思います。
まず結論から!結論から書いていこうと思います。

酷い

これ…とてつもない駄作じゃないですか?脚本とか酷すぎると思うんですけど…
え?これ劇場版コナン映画で最大のヒット作?

……

面白かったよ!!そりゃね!最大のヒット作だもんね!もうサイコーでした!!イエーイ!!
じゃあ面白かったポイントを順々に話していこうかな!サイコー!!

※ネタバレを多分に含みますので未見の方はご注意ください。
まぁ事件起こりませんし、ネタバレする内容がある映画じゃないので大丈夫です。


まず冒頭でキュラソー警察庁からスパイのデータを盗むシーン。
眼鏡かけた公安の人が登場して「お前たちの動きはお見通しだ」とか言うんですよ。黒の組織に安室さん潜入してるもんね!お見通しだ!
でもさ、だったらハッキングされる前に登場すればよくね?わざわざご丁寧にハッキングされてからドヤ顔で登場されても‥‥余計なこと言わせなきゃいいのになーと思います。

でもね!大ヒットしてるんだもんね!サイコー!!
で、逃げ出したキュラソーとのカーチェイスシーン。これは色々なところで言われている通り中々見ごたえあって楽しめました。

もう人間やめてんな、みたいな笑

まぁミステリー要素捨ててアクション映画作ってるんだから、せめてアクションはね……うん、サイコー!!
カーチェイスに巻き込まれた一般人の車が 10m くらい吹き飛んで、逆さまに地面に落下したと思ったら大型トラックに追突されるシーン。普通なら即死ですよね。
しかしここは大ヒット作品、違うんですよ。その後ひっくり返った車から「ひいいい」とか言いながら男女が降りてくるんですよ。

え、無傷?

生きているにしても大怪我でしょこんなもん。で、普通そんな大事故が起きてるんだから公安にしたって FBI にしたってカーチェイスは諦めて人命救助とかするんじゃないですか?

安室さんはね、後ろをチラッと確認して勝手に大丈夫と判断して「ふっ」とか笑いながらカーチェイス続けてるんですよ。ほんとサイテーな野郎だなこいつとか思うんですけど大ヒットだからサイコー!!カッコいいー!!

なんやかんやあって(赤井さんカッコいい!)海に落下したキュラソーは頭部に強いショックを受けて記憶喪失になりました。
で、翌日水族館に遊びに来たコナン達と会うまで入り口近くのベンチで座って呆けています。
このシーンも色々言いたいことあるんですけど、コナン君に言われるまで自分の持ち物も確認しなかったのこの人?
記憶喪失なんてなったらまずは自分の持ち物を手がかりにしてどうにか状況を把握しようとすると思うんです。
コナン君に言われてポケットとか探って「これは…?」とか言ってんのこの女。馬鹿なんですかね。
でもね!あの5色の半透明カードを見たら記憶を取り戻しちゃうもんね!都合良いなと思うけど、まぁいいですよ。大ヒットしてるもんね!サイコー!
この映画全体的に都合良すぎるんですよね。粗探しとか揚げ足取りするなって思われる方もいるかもしれませんけど、気になって話に集中できないんですよね。

ここからしばらくキュラソーの記憶を取り戻すお手伝いをすることになった少年探偵団との本当に退屈なシーンが続きます。

物語終盤で必要なシーンだということは分かりますけど、せっかく水族館に来たんだから魚見たりイルカのショー見たりすればいいのにな、と思いました。ベタですがアイスクリーム食べるシーンとかの方がよっぽど楽しい思い出じゃないですか?ダーツって……なんで?でも大ヒット!サイコー!
その後の元太救出シーンはアクションの凄さで笑ってしまうくらいには楽しめました。
光彦・元太・歩美とお姉さんが観覧車に乗るシーン、記憶が戻りかけると頭痛がして呻きだすとか何番煎じだよ、と思うけど大ヒットだから素晴らしい演出なんでしょう。よかったよかった。

世界各国で黒の組織に潜入したスパイを殺すシーンも白昼堂々とやるのが黒の組織流なんですかね。特にトロントでヘリから狙撃したら間違いなく捕まりますよね。あの世界の警察とか FBI 無能すぎて、現実の人たちから怒られたりしないんですかね。サイコー!

 

工場で安室と水無レナを尋問する場面、なんで赤井さんはジンを撃たなかったの?撃ってから照明でも何でも狙撃したほうが理にかなってない?
でもね、分かりますよ。劇場版でジンを殺すわけにはいきませんもんね。わかるわかる。
だったら始めから黒の組織を絡めた劇場版なんて作らなきゃいいと思うんです。
見てる人が納得できないような脚本・映画しか作れないなら黒の組織なんて出てこない映画を作ってよ。


物語終盤、いよいよ水族館での黒の組織との対決です。
公安の眼鏡がキュラソーと一緒に観覧車に乗るという展開。キュラソーが観覧車の一番頂上に行けば記憶を取り戻すというとんでも理論を何故か登場人物全員が信じて疑わない状況とかもう本当に謎なんですけど。
たまたま水族館に遊びに来た蘭は公安の人たちがなにやら捜査をしてるのに気付きます。

蘭が「公安の人たちがいて気になる」と不安を吐露しているのに園子は「新一くんに電話してみなさいよ」と友達思いの恋のキューピット気取り。ねぇ会話成立してないんですけど?
あと、なんで観覧車の頂上で安室と赤井が戦闘してるの?キュラソーの身柄が欲しいからという理由が一応ありますが、わざわざあんな危ないところで……
まぁ京極さんとか蘭も大概な運動神経をしているので無理矢理納得しようと思えば出来ます。それでも組織の一員として行動しなければならない人が公私混合しているのはどうなのかな、と。
これも安室と赤井 ( アムロとシャア ) が戦っている場面を作りたいという理由が先行して、ろくに話の調合性とか無視した脚本とかもうやめて欲しいです。でも大ヒット!フゥーー!!

もっと上手くやる方法はなかったのでしょうか。脚本が酷すぎると思います。
その後もいくつか納得できないことがいくつかありますが、挙げたらキリがないです。キュラソーが観覧車の崩壊を食い止めるためにクレーン?で少年探偵団を守るために自己犠牲を見せるシーンはこの映画一番の見せ場だと思うのですが、前述のように少年探偵団との思い出なんてせいぜいダーツしてオセロした程度なのでいまいちに感じてしまいました。
闇の世界しか知らなかった女が少年探偵団との交流を通して少しずつ変わってい、という話にしたいのかどうか知りませんけども物語として成立していないと思います。

キュラソーはラムの腹心として暗躍していましたが、ラムが原作に未登場ということを考慮してなのかラムの腹心として暗躍することが彼女にとって不幸だったという描写が全くありません。結果、彼女が何故組織を裏切ったのかがよく分からずその場のノリで行動しているようにしか見えないのです。
でも大ヒットだもんね!凄いなー

 

と、このように見せ場がたくさんある本作ですが話にあんまり興味が持てないんですよね。

この映画って結局何を楽しみに見続ければいいんですかね。

話の推進力がないから苦痛でした。

事件が起きないから誰が犯人だ!というミステリー要素がないから退屈で仕方がなかったです。

アクションも別に‥‥なんでスケボー乗って観覧車一周しないの?アクション映画なんでしょ?

「コナンは子供向けだからそれでもいいんだ!」

という意見もわかりますが、今作は黒の組織関連の話でどっちかといえば昔ながらのファン(=大人)を取り込むことを意識した作品じゃないんですか?

だからこそ少子化が問題となっている近年にも関わらず最大のヒットになったのだと思うのですが、どうでしょう。

 

私はコナン映画が嫌いだと誤解されてしまってもおかしくないと思いますが、私はコナンの映画大好きです。

過去すべての作品を見ていますが、純黒の悪夢紛うことなき駄作と確信した上で非難しています。

そもそも近年のコナン映画のミステリー要素を排したアクション路線に辟易していました。

私が見たいのはミステリーありサスペンスあり、恋愛要素の詰まったコナン映画なんです。

この映画の製作者は「恋はスリルショックサスペンス」を50,000回聴いて出直して欲しいですね。ほんと。

アクション要素が強化され、ミステリー要素が薄くなっていた傾向は個人的に沈黙の15分(クォーター)」あたりが顕著だと思うのですが、沈黙の15分から静野孔文さんという方が監督をなさっているんですね。へぇ。

脚本は櫻井武晴さんという方が担当しているそうです。

私が大好きな「迷宮の十字架(クロスロード)」 のセルフオマージュ作品である現在公開中のから紅の恋歌(ラブレター)」静野孔文さんが監督を続投するということで嫌な予感がしますが、必ず劇場に足を運ぼうと思います。 

 

 

純黒の悪夢、見てる2時間が本当に悪夢のようでした。

同意・反論お待ちしています。