打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?見てきましたので、感想を書きたいと思います。

※ネタバレを含みますが、問題ありません。ネタバレするほどストーリーなんてありません。むしろ注意を促す意味で、未見の方にこそ読んでいただきたいです。

 

まず、結論から。

ぶっちぎりで生涯ワースト1です。

この映画で1800円取るって新手の詐欺なんじゃないのかな、と思ってしまうほど酷すぎると思います。

酷い点を書けばきりがありません。

どうしても許せないところをいくつか書き残すことで、この怒りが風化しないことを祈るばかりです。

 

「もしもあの時こうしていればなぁ」という主人公の後悔をきっかけにタイムリープが発生し、より良い未来のために主人公が奔走するというのがストーリーの大筋です。

このあらすじを読んだとき「時をかける少女」みたいだなと思いましたが、似て非なるものでした。

時をかける少女」を名作たらしめるのは、気に入らない過去は何度もやり直していた主人公が、最後には過去を受け入れて前を向いていくという成長がしっかり描かれているからだと思います。

今回の映画の主人公、典道は全編を通して一切成長しません。断言します。一切成長していません。

タイムリープは典道の「わがまま」や「自分勝手」を許す甘やかしにしかなっていないです。

「もしも〜のとき〜だったらな」という主人公の願い全てを叶える便利アイテムに留まっており、結局主人公はたまたまタイムリープできたから美味しい思いできたね、っていう話にしか見えないんです。

 

主人公とヒロインは最後にキスまでしてたけどどういうこと?え、なに?ハッピーエンドなの?バッドエンドにしか見えないんだけどどうなの?

製作者側は何を考えてこんな映画を作ったんでしょうか。

 

あと、細かいところでいえば演出がほんとにダサくて勘弁して欲しかったです。

目のアップ写しとけば心理描写になると思っているんですかね。バカじゃねーの本当に。

無駄なカットの多さも目に余ります。

学校の螺旋階段を数秒写すカットは後半に活きてくるのかな、と思ったらただ写しただけなんですね。もしかしたらタイムリープの暗示なんですかね。へぇ大したもんだ。

電車内でヒロインが歌い出したときは映画館を出ようかと本気で悩みました。なんで見てるこっちが恥ずかしい思いしなきゃいけないんでしょう。

あと、主人公グループのノリの気持ち悪さも痛々しかったですね。たぶん製作者の方々は学生時代に友人がいなかったのかな、と邪推してしまいました。

 

笑わせようとしてるのかどうか知りませんが、変顔の多用も目につきましたねー。

あれで笑うと思ってるんでしょうかね。

ギャグセン高すぎてついて行けませんよ本当に。

 

私が笑ってしまったのは序盤、キックボードとスケボーが颯爽と登場したシーンですね。ダサすぎて笑っちゃいますよね。

あと、ヒロインの母親の再婚相手が典道をグーパンするところも爆笑してしまいました。あんな大人いませんよね。

あとは電車に乗ってる主人公を追いかけるために踏切から線路内に侵入して電車を追いかけてくる友達sも笑っちゃいました。普通に犯罪ですからね。有名人が線路内に立ち入ったことで謝罪会見まで開くほど今や、そういった表現には敏感な世の中ということを理解していない作り手側の常識の無さもムカつきましたね。真似する子供がいたらどうするんでしょうね。

 

長々と感想というよりは貶してきましたが、こんなものは氷山の一角です。

教育に関わる立場の身としては教員の描き方にも文句が尽きませんが、このくらいで終わりにしようと思います。

君の名は。」のような映画を見たい方は「君の膵臓をたべたい」を見ることを強くオススメします。